神戸市消防局 情報写真館 管理人ブログ

神戸市消防局情報写真館の管理人ブログです。 新HP「神戸市消防局情報写真館」も、略称は今まで通り「神消写真館」です。

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ご無沙汰しております。北33です。
長い間更新出来ず、申し訳ありませんでした。
それでは、6月10日~13日に行って参りました被災地ボランティアの報告記事を書かせて頂きます。
写真を交えての記事ですので長くなっております。どうぞお時間のあるときにご覧下さい。

報告に入る前に注意点を。

この記事では実際に私が被災地の被害の様子を写した写真が掲載されています。
当記事をご覧頂いた事によりご気分が悪くなられた等が御座いましても、
当方は一切責任を負いかねます。ご覧になるかならないかは、ご自身でご判断下さい。


ご覧になられる方は右下の続きを読むをクリックして下さい。

今回のボランティアは、発災からちょうど3ヶ月目に当たる6月11日と12日に行いました。
事前に「震災から3ヶ月目と言うのは、避難所生活から仮設住宅に切り替わり始めるなど
少し混乱が収まり始める時期であり、それに伴い自分が被害に遭った実感が一気に押し寄せ、
被災者の心に大きな変化が起きる時期である」と聞かされていました。
その中で「子供達が暴力的になる」とも聞いたのですが、その時は半信半疑の状態でした。

初日(11日)は石巻市に入り、避難所を訪問して炊き出しなどの支援活動を行いました。
炊き出しに使う道具やガスボンベなどはもちろん全て神戸から持って行き、
同時に水や医薬品などの支援物資を避難所の方々に届けました。
その際子供達と一緒に遊んだりしたのですが、この子供達が事前に聞いた通りかなり暴力的で、
殴る蹴る、暴言を吐くなど、あきらかな情緒不安定状態にありました。
これは一緒に行った方から後の報告会で聞いた話ですが、その人が子供達の元へ行った際、
子供達の第一声は「死神が来た-!」だったそうです。
事前の報告会で聞いた話によると、子供達は大人の事をよく見ていて様々な事を敏感に感じ取っている為、
発災直後は「迷惑を掛けてはいけない」と、自らの感情を抑えて大人しくしているそうです。
しかし3ヶ月ほど経つと発災直後のいわば“パニック状態”が落ち着いて来ます。
すると、子供達は今まで押さえていた感情やストレスなどを爆発させ、それが暴力に繋がるそうです。
ですが何時間か一緒に遊べばその人には心を許してくれるようになり、次第に暴力は減っていくとの事でした。
とはいえこの事を事前に聞いていなければ、なぜ暴力を振って来たり暴言を吐いてくるのかわからず、
子供達とうまく接することは出来なかったでしょう。

最後には笑顔で楽しそうに遊んでくれた子供達も、その多くが親や友達を亡くしている子供達です。
そういう事を考えると、「もっと全力で接してあげられたら良かったな」と後になって後悔しています。

続いて避難所での活動の途中、グループに分かれて順番にタクシーで被害状況の調査に向かいました。
ここからは車内からコンパクトデジカメを使って撮った写真を交えながら書いて参ります。


CIMG0476.jpg

まず一枚目。
写真奥の建物は、流されず奇跡的に残っています。


CIMG0492.jpg

この様に鉄筋コンクリート製の建物のみ流されずに残っている光景が数多く見られました。
回りはすべて津波によって流されてしまっています。


CIMG0498.jpg

これは石巻市の公民館です。屋根の上にバスが乗っていると言う事は、
この高さを水が流れていたと言う事ですね。
また、この公民館の側には大量の貝が落ちていました。恐らく海から流れて来た物でしょう。


CIMG0507.jpg

斜面の途中に鉄骨が引っかかっています。これもこの高さまで水が来ていたことがわかります。


CIMG0512.jpg

郵便局も壊滅的な状態でした。


CIMG0513.jpg

郵便局の回りは、建物が流されて土台だけになっている家が数多くありました。


CIMG0514.jpg

ここには数台の消防車(団車両含む)と救急車が詰めていました。
詳しくは分かりませんが、市役所か何かの役場ではないかと思います。


CIMG0521.jpg

役場の回りは一面何もない状況でした。


CIMG0530.jpg

写真右に見える川を津波が逆流してきたものと思われます。
奥には建物が見えますが、手前には残っている建物はありません。

他にも津波に襲われた病院や診療所、小学校などの写真も撮ったのですが、
あまりにも衝撃的で見るだけで怖い為、ここには載せておりません。
その時実際に見た時は特に怖いともなんとも思わなかったのですが、帰宅後に写真を見ると恐ろしく、
小学校や病院の壊れた窓から見える中の様子など、本当に怖くて悲しい気持ちになりました。



翌日12日、この日は名取市に入りました。活動は名取市ボランティアセンターの指示により、
津波により泥が入ってしまったビニールハウスの泥かき作業となりました。

CIMG0566.jpg

CIMG0557.jpg

元の地面から5~10cmほどの高さまで堆積した泥は粘土状になっており、
スコップや鍬を使って手作業により泥を除去していきました。
作業を始める前は「そんなに時間はかからないだろう」と思っていたのですが、
初めて見ると本当に大変で、結局30人で4時間ぐらい掛かったのではないでしょうか。
二枚目の写真の白い作業着を着ているのが私達の団体です。
途中からは、奥に見える黄色いゼッケンの方々(個人参加のボランティアさん)が合流されました。

泥掻き作業終了後は、バスによる名取市の被害状況調査が行われました。


CIMG0580.jpg

石巻市よりもさらに何もない光景が広がっていました。
ところどころ奇跡的に建ち残っている建物がみられます。


CIMG0581.jpg

一階が駐車場か何かだったのでしょう。
三階の壁が壊れている事から、その高さまで水が来たことが分かります。


CIMG0586.jpg

陸に打ち上げられた船が何艘もありました。漁師さんにとっての財産である船が・・・


CIMG0589.jpg

写真右に見える建物は、地元の漁港だったそうです。
左奥には高い山が見えますが、あれは全て運び出された瓦礫の山です。高さ30m以上はあるでしょう。


CIMG0596.jpg

津波に流されたバス。乗客が居なかった事を祈ります。


CIMG0599.jpg

流されずに済んだ家もありました。しかし中はめちゃくちゃです。
それにしても、流された家と流されなかった家、何がそうさせたんでしょうかね・・・


CIMG0612.jpg

右に見える黄色い建物は特別養護老人ホームです。ここでも多くの方が亡くなられたそうです。
この次に撮った写真は建物全景を写しているのですが、さすがに載せられません。
この車に誰も乗っていなかった事を祈るばかりです。


CIMG0602.jpg

何という名前の署かはわかりませんが、何もない所にぽつんと消防署だけが建っていました。
車庫内にいるのは団車両でしょう。右端の車両は総務省から貸与の多機能車両ですね。


CIMG0609.jpg

当記事最後の写真です。
所々に生活の跡が見られ、地震が起きる前までここに人が住んでいた事を痛感させられます。


被災地の被害状況を見て回り、テレビでは伝わらない何かを感じました。
私たちが阪神淡路大震災に遭った際、東北の方々からも多くの支援を頂きました。
今は私たちがこれからの東北の復興を助ける番です。
実際に見ても思いましたが、これは5年10年で復興出来る物ではないでしょう。
今私たちに出来ることは、今後この東北関東大震災を決して忘れることなく、
今だけではない継続的な支援を続けていくことだと思います。

また、今回の地震を教訓とし、今後必ず来るであろう東海・東南海・南海地震にしっかりと備え、
被害を最小限に留めることが大切ではないかと思います。

最後になってしまいましたが、この度の震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、
東北の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。


拙い文章を最後までお読み頂き、ありがとうございました。

コメント

お久しぶりです。

支援ボランティアお疲れ様です。
報道されているのはほんと一部の表立った所だけなんですね。

自分も、ボランティアに行くこと計画してますが、そう簡単なものではないことが画像から伝わってきました。

ご無沙汰しております。
ボランティア活動、本当にご苦労様でした。

改めて写真を拝見すると被害の規模が尋常でないことを改めて痛感させられました。
西日本に住む我々は被災者の立場になって、長期的な支援をしないといけないですね。

ボラテア

僕もボランティアです

初めて、コメントします。
ボランティアお疲れ様でした。TVからでなく、現実はすごいものでしょうね。
自分は病院の事務員ですが、何もできずにいます。
1日も早い復興を祈るしかないですね。

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Author:神消北33
神戸市消防局を中心に、消防車の撮影をしています。

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名前の「神消北33」は、家の近くの北神分署の救助工作車の車体番号からつけさせて頂きました。あくまでH.Nとして使用しているだけですので、実際の北33とは一切関係ありません。

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