2013年1月6日、今年も新年恒例行事、神戸市消防出初式が中央区メリケンパークにて行われました。
今年はここ最近のような新しい取り組みは特になく、数年前までのようなスタンダードな形でした。
車両展示は垂水11と兵庫90、救護所はいつもの中央95と神消99のコンビでした。
今年は車両行進で長田95も出ていましたから、救急多発地区から3台も引っ張ってくるなんて思い切りましたね(笑)
それでは、画像を交えて時系列でお伝えしましょう。
(画像には予行で撮影したものも含まれます)
※注意※
とても長い。

会場到着早々目に入ってきたのは、昨年末に都道府県指揮隊車にその座を明け渡した旧北70。
今は神消1となって消防局に配備されています。車内の無線機等は北70表記のままでした。
ちなみにこれはまだ言って良いのかわからないので詳しくは言えませんが、今度は神消3がアレになるそうですよ。

航空隊展示ブースで展示されていたエンジェルハーネス。要救助者役のカエルさんが可愛かったのでパシャリ。
側面には「兵庫・神戸航空隊」の文字が入っていますね。

救助訓練の予行でのひとコマ。第三方面専任救助隊(北30小隊)の方々です。

出初式が開式し、部隊観閲が始まりました。
モーターサイレンを一踏みして先頭を走るのは、昨年総務省消防庁から貸与され、北本署に配備された北70です。

続いてこちらも昨年春に配備された西消防署押部谷出張所の西3。

新車が続きます。昨年北消防署山田出張所に配備された北14。

さらに新車、こちらは昨年10月に長田消防署に増設された長田第二救急隊が運用する長田95。
この隊ができるまで、兵庫救急隊の出動件数が年間4,000件超でしたからね。今年度も全市で7万5千件超だとか・・・

こちらは一昨年の新車、中央消防署の中央18。新しい神戸の“顔”として活躍しています。
今年は弟の西18も更新されるため、神戸の50m級が一新されますね。
ちなみにこの後は、有馬温泉に配備された消防団車両や、はちどりネットのバイク隊などが続いて行進し、
最後は兵庫県防災航空隊の神消兵庫ヘリ5が会場上空を通過して部隊観閲は終了。

お偉い方の長い長い式辞・あいさつ・祝辞は割愛させて頂き、続いては神戸市消防音楽隊によるドリルパレードへ。
昨年一新された演奏服による初めての出初式です。今までの演奏服も良かったですが、これも実にカッコイイ。
でもこの演奏服は冬用ではなく、本来この時期には着ない為、なかなかに寒いと仰っておられました。




この新しい演奏服の特徴の一つが、この“しっぽ”
動くたびにしっぽが揺れて可愛いデザインになっています。
以前にもお知らせした通り、一般公募により決まったデザインというのもまたイイですね。


こちらも恒例、北区にある「ひとみ保育園」の園児たちによる安全の誓い。
毎年このクソ寒い日に元気いっぱい踊ってくれます。


園児たちの演技に続いては、市民による初期消火訓練。
中学生や防災福祉コミュニティーのおばちゃん達による消火訓練が行われました。これも例年通り。


初期消火の次は、消防団による消火訓練。今年は神戸市西消防団押部谷支団の精鋭5人です。

そしてメインイベントである救助訓練へ。と言ってもこれも例年通り。
先着したはちどりネットのバイク隊や事業所の皆さんが救助活動や交通整理、一次救命処置を行っています。
そう、神戸の救助訓練は他都市のように消防メインの大規模なものではなく、市民との連携を大事にしていますよと言うもの。
とはいえ普段はあまり見れないBLUE-CATの活動や、災害医療センターのドクターカーチームと中央市民病院のチームが、
同じ場所で活動している様子が撮れるなどなかなか貴重な機会でもあります。
訓練想定は、乗用車にマイクロバスが追突、さらにその後ろから乗用車が追突したような多重衝突事故です。

市民が活動を始めている中、現場に到着するのが航空機動隊。
地上隊より先に航空隊が現着するとは、高速道路上でもない限り普通はありえないですが気にせずに。
ヘリ5から2名がリペリング降下し、現場を確認します。




程なく救助隊、救急隊、ドクターカー等が現着。
各専任救助隊は、特別高度救助隊(スーパーイーグルこうべ)の救助指揮下で活動を実施します。




現着した救急隊によりトリアージポストを設定し、ドクターカーチームと共に活動を開始。
BLUE-CATにより救急指揮所が開設され、各隊はこの指揮に従って活動を行います。




垂水30小隊側では、(追突した)乗用車を車載クレーンで釣り上げドアを破壊、要救助者を救出しています。


長田30小隊側では、(追突された)乗用車のピラーを切断、ルーフを持ち上げ要救助者を救出。
他にも北30小隊がマイクロバス内の要救助者の救出に当たっています。




救出された要救助者は、自力歩行可能な人は歩いて救急車へ、
自力歩行ができない人は、ストレッチャーで救急車へ。
最も重篤な患者は、減圧式担架に収容されヘリコプターで搬送されます。



救助訓練のあとは、消防職員による和太鼓演奏と一斉放水へ。
この和太鼓演奏の楽曲は、あの有名な和太鼓松村組から神戸消防に寄贈された“暁-神戸市消防和太鼓-”
毎年暁の会のメンバーの方々が練習を重ねて披露して下さる、迫力の和太鼓演奏です。
その演奏の後ろでは、和太鼓の音と合わせて一斉放水が開始。




会場では神戸市消防出初式恒例、フェニックス放水が行われ、さらには消防団が岸壁から一斉放水、
海では消防艇や協力艇による放水が行われています。
この消防艇の内、小さい赤い船が昨年更新配備された消防艇「くすのき」で、出初式初参加となります。

最後はヘリ5が海側から会場上空を飛行して終了。毎年これがめちゃくちゃカッコイイ。


終了後には出動隊員が勢揃いし、観客席に向かって敬礼!
今年の敬礼はいつもよりちょっと長めだったのでしっかり撮影できました。

出初式終了後に救助隊や救急隊、災害医療センタードクターカーチーム、中央市民病院ドクターカーチームが
集まって記念撮影をされておられたので、便乗してパシャリ。
ほかの客で隊員さん達が解散後に「もう一度並んでくれ」と喚いている輩が居ましたが、ああいうのは良くないですね。
別に隊員さんたちは私たちのために並んでいる訳ではなかったのですからね。
これにて25年度神戸市消防出初式特集はおしまいです。
一日ちょっとずつ書いていたので、すぐ掲載するつもりがもう10日になってしまいました。
今年は注目の新車が多い年ですから、神戸消防から目が離せませんね。
それでは、今年も一年、皆様にとって良い年でありますように。
これからも神消写真館をよろしくお願い致します。

今年はここ最近のような新しい取り組みは特になく、数年前までのようなスタンダードな形でした。
車両展示は垂水11と兵庫90、救護所はいつもの中央95と神消99のコンビでした。
今年は車両行進で長田95も出ていましたから、救急多発地区から3台も引っ張ってくるなんて思い切りましたね(笑)
それでは、画像を交えて時系列でお伝えしましょう。
(画像には予行で撮影したものも含まれます)
※注意※
とても長い。

会場到着早々目に入ってきたのは、昨年末に都道府県指揮隊車にその座を明け渡した旧北70。
今は神消1となって消防局に配備されています。車内の無線機等は北70表記のままでした。
ちなみにこれはまだ言って良いのかわからないので詳しくは言えませんが、今度は神消3がアレになるそうですよ。

航空隊展示ブースで展示されていたエンジェルハーネス。要救助者役のカエルさんが可愛かったのでパシャリ。
側面には「兵庫・神戸航空隊」の文字が入っていますね。

救助訓練の予行でのひとコマ。第三方面専任救助隊(北30小隊)の方々です。

出初式が開式し、部隊観閲が始まりました。
モーターサイレンを一踏みして先頭を走るのは、昨年総務省消防庁から貸与され、北本署に配備された北70です。

続いてこちらも昨年春に配備された西消防署押部谷出張所の西3。

新車が続きます。昨年北消防署山田出張所に配備された北14。

さらに新車、こちらは昨年10月に長田消防署に増設された長田第二救急隊が運用する長田95。
この隊ができるまで、兵庫救急隊の出動件数が年間4,000件超でしたからね。今年度も全市で7万5千件超だとか・・・

こちらは一昨年の新車、中央消防署の中央18。新しい神戸の“顔”として活躍しています。
今年は弟の西18も更新されるため、神戸の50m級が一新されますね。
ちなみにこの後は、有馬温泉に配備された消防団車両や、はちどりネットのバイク隊などが続いて行進し、
最後は兵庫県防災航空隊の神消兵庫ヘリ5が会場上空を通過して部隊観閲は終了。

お偉い方の長い長い式辞・あいさつ・祝辞は割愛させて頂き、続いては神戸市消防音楽隊によるドリルパレードへ。
昨年一新された演奏服による初めての出初式です。今までの演奏服も良かったですが、これも実にカッコイイ。
でもこの演奏服は冬用ではなく、本来この時期には着ない為、なかなかに寒いと仰っておられました。




この新しい演奏服の特徴の一つが、この“しっぽ”
動くたびにしっぽが揺れて可愛いデザインになっています。
以前にもお知らせした通り、一般公募により決まったデザインというのもまたイイですね。


こちらも恒例、北区にある「ひとみ保育園」の園児たちによる安全の誓い。
毎年このクソ寒い日に元気いっぱい踊ってくれます。


園児たちの演技に続いては、市民による初期消火訓練。
中学生や防災福祉コミュニティーのおばちゃん達による消火訓練が行われました。これも例年通り。


初期消火の次は、消防団による消火訓練。今年は神戸市西消防団押部谷支団の精鋭5人です。

そしてメインイベントである救助訓練へ。と言ってもこれも例年通り。
先着したはちどりネットのバイク隊や事業所の皆さんが救助活動や交通整理、一次救命処置を行っています。
そう、神戸の救助訓練は他都市のように消防メインの大規模なものではなく、市民との連携を大事にしていますよと言うもの。
とはいえ普段はあまり見れないBLUE-CATの活動や、災害医療センターのドクターカーチームと中央市民病院のチームが、
同じ場所で活動している様子が撮れるなどなかなか貴重な機会でもあります。
訓練想定は、乗用車にマイクロバスが追突、さらにその後ろから乗用車が追突したような多重衝突事故です。

市民が活動を始めている中、現場に到着するのが航空機動隊。
地上隊より先に航空隊が現着するとは、高速道路上でもない限り普通はありえないですが気にせずに。
ヘリ5から2名がリペリング降下し、現場を確認します。




程なく救助隊、救急隊、ドクターカー等が現着。
各専任救助隊は、特別高度救助隊(スーパーイーグルこうべ)の救助指揮下で活動を実施します。




現着した救急隊によりトリアージポストを設定し、ドクターカーチームと共に活動を開始。
BLUE-CATにより救急指揮所が開設され、各隊はこの指揮に従って活動を行います。




垂水30小隊側では、(追突した)乗用車を車載クレーンで釣り上げドアを破壊、要救助者を救出しています。


長田30小隊側では、(追突された)乗用車のピラーを切断、ルーフを持ち上げ要救助者を救出。
他にも北30小隊がマイクロバス内の要救助者の救出に当たっています。




救出された要救助者は、自力歩行可能な人は歩いて救急車へ、
自力歩行ができない人は、ストレッチャーで救急車へ。
最も重篤な患者は、減圧式担架に収容されヘリコプターで搬送されます。



救助訓練のあとは、消防職員による和太鼓演奏と一斉放水へ。
この和太鼓演奏の楽曲は、あの有名な和太鼓松村組から神戸消防に寄贈された“暁-神戸市消防和太鼓-”
毎年暁の会のメンバーの方々が練習を重ねて披露して下さる、迫力の和太鼓演奏です。
その演奏の後ろでは、和太鼓の音と合わせて一斉放水が開始。




会場では神戸市消防出初式恒例、フェニックス放水が行われ、さらには消防団が岸壁から一斉放水、
海では消防艇や協力艇による放水が行われています。
この消防艇の内、小さい赤い船が昨年更新配備された消防艇「くすのき」で、出初式初参加となります。

最後はヘリ5が海側から会場上空を飛行して終了。毎年これがめちゃくちゃカッコイイ。


終了後には出動隊員が勢揃いし、観客席に向かって敬礼!
今年の敬礼はいつもよりちょっと長めだったのでしっかり撮影できました。

出初式終了後に救助隊や救急隊、災害医療センタードクターカーチーム、中央市民病院ドクターカーチームが
集まって記念撮影をされておられたので、便乗してパシャリ。
ほかの客で隊員さん達が解散後に「もう一度並んでくれ」と喚いている輩が居ましたが、ああいうのは良くないですね。
別に隊員さんたちは私たちのために並んでいる訳ではなかったのですからね。
これにて25年度神戸市消防出初式特集はおしまいです。
一日ちょっとずつ書いていたので、すぐ掲載するつもりがもう10日になってしまいました。
今年は注目の新車が多い年ですから、神戸消防から目が離せませんね。
それでは、今年も一年、皆様にとって良い年でありますように。
これからも神消写真館をよろしくお願い致します。

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